「Executive Assessment (EA)は GMAT よりも簡単」というのは本当ですか?


はい、本当です。

EA が GMAT よりも易しく感じる原因としては、下記の理由があります。

1. 受験者のレベルに合わせて問題の難易度が変動する GMAT とは異なり、EA では前半・後半それぞれのセットの中では問題レベルが変動しません。特に前半では、最も易しいレベルの問題から最も難しいレベルの問題まで出会うため、平均以上の実力がある人にとっては半分以上の問題を簡単だと感じるはずです。また、Math では多くの日本人の方が満点近く取れる実力であるため、常に受験者のレベルに合った問題が出題されるGMATとは異なり、Computer-Adaptiveではない EA では、ほとんどの問題を易しく感じるはずです。

2. EA は前半・後半それぞれのセクション内では自由に前後の問題に行き来できるため、難しい問題をスキップしたり、易しい問題を先に解いた後に難しい問題に戻ったりすることができます。GMATではそれができないため、「難問に多くの時間を費やしたものの結局最後までわからなかった」ということも頻繁に起こり得ます。

3. 試験時間が GMAT 約3時間半であるのに対して、EA は約1時間半と半分以下の時間であるため、スタミナと集中力の維持がしやすいです。

4. GMAT と比較すると EA ではトップ・ビジネススクールでも合格基準点が非常に甘いため、プレッシャーが GMAT よりもはるかに低いことが多いです。

5. GMAT 受験者は試験対策に非常に多くの時間を費やしているケースが多く、かつ、試験が得意な人が集まりやすい一方、EA では試験勉強にそれほど時間を費やせていない受験者が多いため、EA スコアをGMATスコアにパーセンタイルで換算した場合、特に GMAT 650点以下のレンジでは EA の方がスコアが甘く出る傾向があります。


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