中山道生 (なかやま みちお)
MBA 入学試験対策専門予備校 G-Prep 代表取締役・講師。GMAT 770点。TOEIC IP 990点。大手英会話学校の教務主任を経て、1996年に GMAT クラスを担当開始して以来、通算5000人以上の MBA 留学志願者に GMAT 試験対策を指導。あらゆる疑問点を簡潔明快に解説するスピーディーかつ丁寧な授業で絶大な人気を誇り、綿密な過去問研究と自身の GMAT 受験に裏付けられた知識と経験を生かして数多くの受講生をビジネススクール合格へと導く。
著書は『MBA留学 GMAT完全攻略』(アルク)、『GMAT重要単熟語』(ジャパンタイムズ出版)。
「MBA 入学試験戦略ブログ」と「GMAT速報」は、GMAT・EA 受験者必読の情報源である。
【 趣味 】
週1回ペースの空手の稽古、SwiftやPythonでプログラミング、英米映画の鑑賞、里山で自然観察。
【 近況 】
先日、空手の稽古中、いつもと同じ力で同じ場所に下段蹴りを放ったはずなのに、先輩の指導通りに当たる時の足の角度を変えただけで相手がいつもよりはるかに痛がるほどダメージが大きくなったことに驚きました。歴史を重ねて研究され尽くした空手の技では、どのタイミングでどの角度で技を出せば最大のエネルギーが伝わるかに関する叡智が凝縮しているのだな、と改めて感動しました。
同様に、GMAT英文読解においても、同じくらいの読解力の方が同じ速度で読んでも理解度や正解率が大きく異なることがあります。先日の授業でも、文章読解の際に非効率なエネルギーの使い方をしていると見受けられたので、「◯〇〇を意識して読むと正解率が向上するはずです」と個人宛にチャット・メッセージを送ったところ、その一言をきっかけに回答の速度と精度が見違えるほど向上した方がいらっしゃいました。この方はもともと語彙力や読解力が高いレベルにあったため、そのボトルネックとなる原因を除いただけで飛躍的に改善したわけでした。
武道でも英文読解でも「こうすればどんな文章でも速く正確に読めます」と一言で済む万能の奥義があるわけではありませんが、少なくとも「そこはこうすれば改善します」という1つ1つのクセや弱点を除くアドバイスは可能であり、その積み重ねが総合的な上達につながっていくものなのだと思いました。
2025年1月15日
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