結論から言いますと、現在では GMAT の方が目標スコアを達成しやすい傾向があります。

2023年まで、GMATに Sentence Correction (SC) という文法に関する問題があった頃には、特に文法が苦手な方は、多くの時間とエネルギーを GMAT 対策に費やす必要がありました。また、文法が比較的得意な方でも、SC 独特のルールに引っかかるとスコアが大きぶれることがあり、文法がよくできた時は読解問題で落としてしまったり、いろいろ苦労が多かったものでした。

しかし新形式 GMAT になると、作文も文法もなくなったことから受験者の負担は大きく減り、GRE のような難解な単語問題がない GMAT の方が、多くの受験者にとって取り組みやすい試験になりました。

さらに、GMAT の Reading Comprehension ではビジネスに関する文章が多く出題される一方、GRE では文芸評論や哲学的な内容の抽象的な文章も多いことから、ビジネススクールに出願する受験者にとっては GMAT の文章の方が相性が良いということもあります。