庭の巣箱にシジュウカラのメスが寝泊まりするようになり、いよいよ産卵が近いようです。

巣作りを観察していると、最下層の60~70%には苔類をくちばしでつつきながら硬く敷き詰め、次に藁や枯れ草、最上部にはふかふかになるくらい動物の毛を運んできていました。

人間の世界で言えば、低反発マットレスの上にシーツまたは布団があり、その上に肌触りの良い毛布という順番で寝床を作るようなものですね。

親などから教わったわけでもないのに、このような高度で実用的な巣を作ることができる知恵とスキルが遺伝子レベルで脳に組み込まれていることに感動させられます。